こんにちは、TKGです。
前回(第7弾)で公開した自作ツール norma_pricer で、ニンジャスピナー(M4)のRR以下のカードを全部スキャンして価格ランキング Top40 を作りました。
結論を先に言ってしまうと――
RR以下でも、上位17枚は¥120以上で値が付く。
「ノーマルカード=¥30の束行き」という常識は、実は半分間違っています。
BOX開封後、ノーマル束を「全部センチ売り」に出してしまうと、本来¥120で売れたはずのカードまで¥10〜20で買い叩かれます。今回はその「単品で値が付くRR以下40枚」を価格帯ごとに分析していきます。
RR以下って何?
ポケモンカードのレアリティは下から順に:
- C(コモン) — 最も多く封入される、いわゆる「ノーマルカード」
- U(アンコモン) — Cよりちょっと珍しい
- R(レア) — キラ加工あり、対戦で使える物が多い
- RR(ダブルレア) — exカード、メガポケモンexなど
- ↑↑↑ ここまでが今回の対象 ↑↑↑
- AR / SR / SAR / UR / MUR — 上位レア(今回の対象外)
ニンジャスピナーでRR以下に該当するのは全83枚(メイン番号 001/083〜083/083)。これを遊々亭価格でランキングして上位40枚を抽出しました。
価格帯分布:¥200以上は1枚しかない

このグラフが、今回の記事の核心です。
- ¥200以上:1枚(メガゲッコウガex RR)
- ¥120〜¥199:16枚(RR・R・U の高値帯)
- ¥80〜¥119:14枚(中堅R・U・C)
- ¥50〜¥79:9枚(Top40ボーダーライン)
- ¥49以下:(Top40 から外れる、束売り推奨)
RR以下で「単品で値が付く」と言えるのは、ざっくり遊々亭¥80以上の31枚。残り52枚(¥50以下)は、フリマ手数料や出品の手間を考えると束売り行きが妥当です。
Top40 完全リスト
遊々亭・カードラッシュ・駿河屋の3社価格を併記。同じカードでも市場で2倍以上の差があるのが面白いところです。

価格帯ごとの戦略:「単品出品 vs 束売り」の判断軸
🥇 ¥200以上(1枚):単品出品の本命
1位 メガゲッコウガex RR(022/083) 遊々亭 ¥320 / 駿河屋 ¥480
RR以下では唯一の¥300超えカード。1強パックの主役(メガゲッコウガex)の通常版RRなので、SAR/MURが当たらなくても、このRRが出ればそれなりの保険になります。必ず単品出品推奨。
注目すべきは駿河屋¥480 vs 遊々亭¥320の逆転現象。駿河屋の方が高いです。これはメガゲッコウガexが対戦需要のあるカードで、業者買取価格が比較的高く設定されているため。
🥈 ¥120〜¥199(16枚):単品出品ボーダーライン
このゾーンは「単品で売るかどうか迷う」カード群。出品の手間とフリマ手数料10%を引いた手取り¥100前後を「割に合う」と判断できるかどうか。
- 2位 スピアーex RR(003/083) ¥180 — 環境で使われる対戦カード、RR枠の隠れた優等生
- 3位 スペシャルレッドカード U(072/083) ¥180 — 「スペレ」と呼ばれる対戦サポートカード、Uなのに値段が付く例外
- 4-17位 各種 ¥120 — キラエネルギー(ニトロ炎、バブル水、マグネット鋼)、RRメガポケモンex群、トレーナーズU の混合帯
ここで大事なのが「対戦需要があるカードかどうか」。キラエネルギーやスペシャルレッドカードは、ノーマル/アンコモンでも対戦で使われるため値段が下がりにくい。逆に、ただのキラRR(マフォクシーやオーロット等)は¥120止まりで上には伸びにくい傾向です。
🥉 ¥80〜¥119(14枚):仕分け対象の本丸
「単品で出すかどうか」を一番悩むゾーンがここ。進化前の人気C / 中堅U が並びます。
- ゲコガシラ C(021/083) ¥80 — メガゲッコウガexの進化ライン、需要は安定
- マチエール U(078/083) ¥80 — 環境カードの可能性あり
- メタグロス U / メタング C / アンジュフラエッテ U / AZの安らぎ U — 各¥80
このゾーンのカードは「フリマで売る」より「カードショップに持ち込む」方が手間が少なくて済む金額帯です。10〜15枚まとめて持ち込めば、店頭買取で1枚あたり¥40〜60で引き取ってくれることが多い(買取相場は販売の50〜70%が目安)。
📦 ¥50〜¥79(9枚):Top40ボーダー
遊々亭で¥50台のカードは、「Top40に滑り込んでるけど実質束売り」な扱いです。
- ビードル C / コクーン C / ホウオウ U / クレベース U / デリバード U / フォッコ C 等
このゾーンを単品出品しても、フリマ手数料を引くと手取りはたかが知れている。束に混ぜて20枚¥1000みたいな単位で売るのが現実的です。
Top40から外れた43枚はどうする?
M4の全83枚(RR以下)のうち、Top40に入らなかった残り43枚は遊々亭で¥30〜¥50の最下層帯。具体的には:
- ヤブクロン C(在庫913枚)
- ナットレイ U(在庫多数)
- ニャスパー C / ニャオニクス U
- シシコ C / ウソッキー U / モロバレル C 等
ここまで来ると「センチ売り(1cm何円)」か「束で持ち込み買取」の世界。1枚¥30〜の単品出品は時間の浪費になるので、私はおすすめしません。
「在庫数」も見ておくと面白い
norma_pricer はカードラッシュから在庫数も読み込んでいます。これが地味に面白い。
- ヤジロン C:在庫913枚 — 大量に余ってる、捌くのが大変
- マグネット鋼エネルギー R:在庫979枚 — 対戦需要あるが在庫も豊富
- メガゲッコウガex RR:在庫55枚 — 程よく流通してて値崩れしない
- 大漁ネット U:在庫1枚 — 一気に売り切れた、需要過多気味
在庫1桁のカードは「値上がり予兆」の可能性も。逆に在庫1000枚近いカードは、いくら出品してもなかなか売れない覚悟が必要です。
まとめ:BOX開封後の仕分けフロー
このランキングを使った、ニンジャスピナーBOX開封後の具体的な仕分けフローはこれです。
- SAR / SR / AR枠 → 単品出品 or BOX確定枠の保管
- Top1(メガゲッコウガex RR) → 単品出品で¥300前後を狙う
- Top2-17(¥120以上) → メルカリ・フリマで単品出品
- Top18-31(¥80〜¥119) → カードショップ買取に持ち込み
- Top32-40(¥50〜¥79) → 束に混ぜて20〜30枚単位で売る
- 残り43枚(¥50未満) → センチ売り or 束買取
3BOX(90パック)開けると、RR以下が大量に出ます。それを全部「ノーマル束」として一括処分するか、上記のように仕分けてから売るかで、収益が¥3,000〜¥5,000は変わってきます。手間は増えますが、収支検証ブログとしては美味しい差。
次回予告
第9弾以降のネタは、また何か見つけたら書いていきます。考え中の候補は――
- 「駿河屋¥160縛りの正体」徹底解剖
- M3(ムニキスゼロ)でも同じ仕分けランキング
- メルカリで単品ノーマルが売れない件のデータ
- 遊々亭の在庫数で見るカード人気度
次回もお楽しみに。TKGでした。


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