こんにちは、TKGです。
前回の記事では、MEGAシリーズ全6BOXを4ルートで比較して、BOXによって最高値の売却先が変わることを紹介しました。
でも実際には、こういう状況の方がよくあります。
- 「インフェルノX 2箱(シュリンクなし)、ニンジャスピナー 1箱(シュリンクあり)、MEGAドリームex 1箱(シュリンクあり)……これ、結局どこに売るのが得なんだ?」
シュリンク有無やBOX組合せが入り組むと、頭で計算するのが面倒になります。
そこで、BOXの組合せを入れたら4ルートのうちどこが一番得かを一発で判定する簡易ツールを作りました。
どんなツール?
使い方はシンプルです。
- 売りたいBOXを選ぶ(プルダウン)
- 個数を入力
- シュリンク「あり/なし」を選ぶ
- 必要なだけ行を追加
- 下に4ルートの合計買取額がランキング表示される
計算ロジック:
- 買取屋3社(買取1丁目・駿河屋・おたちゅう秋葉原):各社の最新買取価格 × 数量
- ヤフーフリマ実受取:売却中央値 × 0.95(手数料5%)− 配送料(目安800円)
- 買取1丁目はシュリンクなし不可として処理(実態に合わせています)
実演:シュリンクなしを混ぜるとフリマが圧勝
たとえば、こういう組合せを入れてみます。
- インフェルノX × 2箱(シュリンクなし)
- ニンジャスピナー × 1箱(シュリンクあり)
- MEGAドリームex × 1箱(シュリンクあり)
この入力に対するツールの判定結果がこちら。
| 順位 | ルート | 合計買取額 |
|---|---|---|
| 🥇 | ヤフーフリマ(実受取) | ¥92,654 |
| 🥈 | 駿河屋 | ¥64,000 |
| 🥉 | おたちゅう秋葉原 | ¥64,000 |
| 4位 | 買取1丁目 | ¥30,500 |
各ルートの内訳
ヤフーフリマ(実受取)(合計 ¥92,654)
- インフェルノX × 2箱(⚪シュリンクなし)@¥30,550 = ¥61,100
- ニンジャスピナー × 1箱(🟢シュリンクあり)@¥13,449 = ¥13,449
- MEGAドリームex × 1箱(🟢シュリンクあり)@¥18,105 = ¥18,105
駿河屋(合計 ¥64,000)
- インフェルノX × 2箱(⚪シュリンクなし)@¥22,000 = ¥44,000
- ニンジャスピナー × 1箱(🟢シュリンクあり)@¥8,000 = ¥8,000
- MEGAドリームex × 1箱(🟢シュリンクあり)@¥12,000 = ¥12,000
おたちゅう秋葉原(合計 ¥64,000)
- インフェルノX × 2箱(⚪シュリンクなし)@¥21,000 = ¥42,000
- ニンジャスピナー × 1箱(🟢シュリンクあり)@¥9,000 = ¥9,000
- MEGAドリームex × 1箱(🟢シュリンクあり)@¥13,000 = ¥13,000
買取1丁目(合計 ¥30,500)
- インフェルノX × 2箱(⚪シュリンクなし)→ シュリンクなしは買取不可
- ニンジャスピナー × 1箱(🟢シュリンクあり)@¥13,000 = ¥13,000
- MEGAドリームex × 1箱(🟢シュリンクあり)@¥17,500 = ¥17,500
1位(ヤフーフリマ実受取 ¥92,654)と4位(買取1丁目 ¥30,500)で ¥62,154 の差がつきました。シュリンクなしBOXが2箱以上含まれた瞬間、買取1丁目は不利になります(シュリンクなし不可のため)。
「フリマと買取屋、どっちで売る?」の使い分け
このツールは数字だけを比較しますが、実際の選択は「BOXの数」と「自分の手間の許容度」で大きく変わります。私(TKG)の体感としては以下が妥当です。
| 状況 | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| BOX 1〜数箱 | フリマでも捌ける | 出品の手間が許容範囲。ツールの数字通りフリマが高ければ採用 |
| BOX 5〜10箱以上 | 買取屋(特に買取1丁目)にまとめて | フリマで全部捌くのは現実的に大変。値段交渉・梱包・発送のコストが累積する |
| シュリンクなしを多く含む | フリマ or 駿河屋・おたちゅう | 買取1丁目はシュリンクなし不可。状態許容度の広い店を選ぶ |
| すぐ現金化したい | 買取屋(店頭/宅配) | フリマは「売れるまで待つ」時間が必要。確実性が違う |
つまり、このツールの「最高値」は理想値であって、現実の最適解ではありません。「フリマが¥3,000高いけど、買取屋なら今日中に振込まで終わる」みたいな比較を、最後は人間がやる必要があります。
使ってみたい方へ
現状はTKGのMacでローカル動作させているプロトタイプです。常時公開のWebサービス化は次の段階で検討中ですが、Pythonが動く環境があれば誰でも実行できる構成になっています。
- 言語: Python 3.9+
- UIフレームワーク: Streamlit(ブラウザでポチポチ操作)
- データソース: 買取1丁目・駿河屋・おたちゅう秋葉原・ヤフーフリマ
- 更新頻度: 価格データは手動更新(cron化予定)
ご希望が多ければ 常時公開のWeb版 として整備します。コメントやお問い合わせで「使いたい!」と教えてください。
注意事項
- 本ツールの査定額は2026年04月28日時点の各社公開価格に基づく参考値です。実際の買取金額を保証するものではありません
- 各店の在庫上限・キャンペーン・送料・振込手数料は計算に含まれていません
- シュリンク有無は 「買取1丁目はシュリンクなし不可」 のみ実装。フリマや他の買取屋もシュリンクなしは値下がりすることが多いので、表示金額は上振れの参考値と捉えてください
- フリマ実受取の前提:売却中央値 × 0.95(手数料5%)− 配送料 800円。出品の手間・買い手リスクは計算外
- 大口(10BOX以上)売却の場合は、各店の法人買取・大口問合せ窓口の方が条件が良くなる場合があります
まとめ
- シュリンクありだけなら、BOXによって買取1丁目とフリマが入れ替わる
- シュリンクなしを含む場合は、フリマか駿河屋・おたちゅうが現実解
- BOXが複数あるときは 頭で計算するより自動化に任せる 方が確実
- 最後の判断は 「数字 + 自分の手間の許容度」 で。本ツールは数字を出すまでが仕事
PokeDataでは、こうした「ポケカ運用の判断を支えるツールやデータ」を継続的に作っていきます。次回もお楽しみに。
TKGでした。


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